・自民系の東近江市民クラブ 政策立案と監視機能強化へ
=毎月テーマ決め知識深める= 滋賀報知新聞より抜粋 ◆東近江・東近江市◆
東近江市議会の自民系最大会派・東近江市民クラブ(畑博夫代表、十七人)は、今年に入って毎月一回、各回ごとに設けた課題テーマに沿って、担当部課長らから説明を受けるなどして、議員の能力アップに向けた勉強会を開いている。=写真=
一市六町が合併し積み残した地域課題を抱える中で、面積は鈴鹿から琵琶湖まで県下三位、人口も十二万都市と一気に膨れ上がったことから、地域エゴをぬぐい去り、全市的な将来発展に向けた議論が必要として、議員自らの資質向上を目的に勉強会を開くことにした。
住民の行政に対する意識、要望が多様化する中、議会(議員)が地域、住民の利益にどのように役立つのか、議会の役割や存在意義についての認識をなお一層深めることが必要、との会派内の意見一致をみた。
さらに、議会が行政の監視役となる以上、議員には政策決定や予算決定について十分理解する能力が求められ、また、政策集団となる会派も市全体を見渡せる議員で構成することが求められる。
長期的な視点に立った政策ビジョンを持たなければ、議会の存在意義は薄れる。それには、知り得た議会情報を公開し、住民と共に議論を深め、民意動向を測り知ることも議員活動の一つ。
議会が監視機能とともに政策立案機能を発揮するには、行政執行部に負けないだけの政策論争も必要になってくる。この機能を十分に果たす上においても、会派内の勉強会で認識を深め、意見を交換する場を設定したことは、これまで以上の議会活動に期待がかかる。
これまで、一月の「ケーブルテレビ」(担当・河並議員)、二月「介護保険・国民健康保険」(担当・小林議員)、三月「旧六町商工会問題」(担当・澤田議員)、四月の「観光」(諏訪議員)を終え、五月は「教育」をテーマに周防議員が担当することにしている。東近江市民クラブの構成メンバーは次の通り。敬称略。カッコ内は選挙区。
【八日市】畑博夫、周防清二、中村肇、小林優
【永源寺】河並義一、吉澤克美
【五個荘】前田清子、寺村茂和、諏訪一男
【愛東】澤田康弘
【湖東】宮部庄七
【能登川】杉田米男、大橋市三、田中信弘、川南博司
【蒲生】加藤正明、大澤貢 |